2016年 03月 03日
三月は、グラナドス追悼 |
2月27日藤井眞吾コンサートシリーズvol.107《吹 雪 Snowstorm》を終えました。
ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました!
ドメニコーニ作曲の「イスタンブールの雪」がとても綺麗でした。
不協和音が続きますという解説でしたが、不協和音は濁って聞こえると思っていたのに、何とも綺麗な透明感。私は不協和音というものを間違えて理解していたのかも、と思いました。
そんなお話も交えながらのコンサートシリーズ、今月は3月26日の開催です。
今年はスペインの作曲家エンリケ・グラナドスが亡くなって100年ということで、毎月グラナドスの作品を演奏していますが、3月に亡くなられたので今回は追悼の演奏会です。
グラナドスとその時代の作曲家の作品を中心にお聞きください。
以下、藤井眞吾のブログから
---------
1916年の3月24日、米国公演を終えて帰国の途にあった E.グラナドスは、ドイツ海軍の潜水艦の魚雷攻撃により、英仏海峡に沈み還らぬ人となりました。また、いったんは救命艇に救い上げられたものの、波間に翻弄される妻アンパロの姿を見つけ、再び大海原に身を投じ最期を迎えたとも伝えられています。
グラナドスはギターのための作品は一曲も書いていないのに、彼のピアノ曲などの多くがギター用に編曲されしばしば演奏されるのは、その内容がスペイン的であるとか、ギター的であると言うことも要因の一つではあるのでしょうが、私は彼の音楽がいつも、あたたかさや、愛情に溢れているから、と思っています。
今年はそのグラナドスが亡くなって丁度100年となるので、各地でそのようなコンサートや出版が行われるようです。私のコンサートシリーズでも、今年はグラナドスの作品を毎回演奏して行こうと思っています。三月は《1916》と題して、何曲かグラナドス作品を演奏します。
---------
いったんは救命艇に救い上げられたものの、波間に翻弄される妻アンパロの姿を見つけ、再び大海原に身を投じ最期を迎えた、何とも胸が締め付けられます。
みなさまのご来場をおまちしています。
=====
藤井眞吾ギターコンサートシリーズvol.108 《1916》
3月26日(土)午後7時開演
会場/アートステージ567
京都市中京区夷川通烏丸西入巴町 9-2 「コロナ堂」2F/ Tel. 075-256-3759
(*地下鉄「丸太町」駅6番出口より徒歩3分)
前売¥3000、当日¥3500 回数券4枚¥10000、6枚¥14000
主催/ マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834
企画 /藤井眞吾
program(予定)
スペイン舞曲(E.グラナドス)
ゴヤの美女(E.グラナドス)
アラビア奇想曲(F.タレガ) ほか
by manzanaM
| 2016-03-03 16:10
| 音楽企画
|
Comments(0)