2010年 06月 19日
通崎睦美×本村睦幸デュオコンサート |

着物通として有名な通崎さんがプロデュースする「通崎好み製作所展IV」の開催記念に開かれたものです。会場はちおん舎、法衣商の旧宅だったそうです。立派なお座敷に、椅子が並べられていました。
プログラムは、一部ではルネサンルからバロックにかけてのリコーダーが活躍した時代の音楽。
ファン・エイクの「笛の楽園」に収められている「ナイチンゲール」をマリンバソロで、その後リコーダーソロで演奏、その魅力の違いを聞かせました。
そしてヘンデルのリコーダーソナタ。通奏低音が大活躍する曲で、リコーダーのリサイタルなどで演奏すると、「通奏低音のガンバ、すごくカッコ良かった!」などと主役の座を奪いかねない曲です。マリンバはその通奏低音を実に軽やかに演奏して、リコーダーと見事に調和していました。
私は学生時代リコーダーに没頭していたので、一部の曲は練習した事のあるものが多くて、聞きながら「あれ吹けなかったなぁ」「これ出来なかったよなぁ」とつい思い出してしまいます。30年近くも前のことなのに、出来なかった事は忘れないものですね。せっかく音楽を楽しみに行っているのに、なんて残念!
3曲目からは気を取り直して、音楽を楽しむことに専念。。。
対して二部は新しい音楽、知らない曲ばかりでした。そうすると、純粋に音楽を楽しめるんですね。
お二人のほのぼのとしたお話もあって、盛りだくさんのプログラムをのんびり、たっぷり堪能することができました。
リコーダーとマリンバって、アンサンブルとして大きな可能性がありそうです。今後が楽しみですね。
そして、やっぱりコンサートって良いなあ。実感です。
by manzanaM
| 2010-06-19 23:26
| 音楽
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