夏の夜のジュリアーニ

明日8月27日の夜は、「藤井眞吾コンサートシリーズ」、ジュリアナーテpart2と題してお届けいたします。

イタリアの作曲家、マウロ・ジュリアーニ（Mauro Giuseppe Sergio Pantaleo Giuliani ／1781 〜1829）の作品ばかりを演奏します。
今回のテーマとなっている Giulianate (Op.148) は作者晩年に書いた全8曲からなる作品集ですが、それぞれの楽章に「決然／綺想曲／恋人／快活／調和／感傷／哀愁／喜び」といったタイトルがつけられています。

自分の名前をタイトルにし、さらに楽章ごとにこんなタイトルがつけられているなんて、興味をそそられるところですね。

一昔前は、ジュリアーニと言えば「大序曲」が代名詞みたいでしたが、今は沢山の楽譜が出版され、また19世紀当時に出版された楽譜も見ることができるようになり、その生涯をかけた作品の数々を演奏できるようになりました。

このシリーズでジュリアーニを特集するたびに、沢山の楽譜を片っ端から演奏して勉強しているそうです。いろんな作品があり、ちっとも飽きることはありません。
これまで、このシリーズで何度か特集してきましたが、私はその度に新鮮な音楽にふれるように感じます。

8月も残りわずか。行く夏を惜しみつつ、ゆっくりM.ジュリアーニの音楽をお楽しみください。

ご予約はお電話で075-972-2834、またはこちらからどうぞ。