2020年 05月 09日
ステイホーム〜HOMEで藤井眞吾コンサート |
5月の藤井眞吾コンサートシリーズは、京都のアートステージ567にお集まりいただくことができませんが、HOMEで撮った動画でお楽しみください。
テデスコの祈りとも言える曲、「Ave Maria」をお聞きください。
イタリアはフィレンツェの生まれ、作曲家のテデスコ(Mario Catel-nuove Tedesco/1895 - 1968)はギターのために多くの作品を残しましたが、よく演奏会で取り上げられ、私達が耳にするのはそのごく一部の作品です。この「Ave Maria」はテデスコが晩年(亡くなる前年)に書いた作品ですが、「Appunti」というタイトルのギター教本の第1巻「音程」に含まれる「第11曲 10度音程」の練習曲です。残念なことにこの壮大な企画「Appunti」は志半ばで、作者があの世の人となってしまい、完成されませんでした。
コンサートシリーズ、5月の定番「麗しき五月に Im wunderschönen Monat Mai」
R.シューマン(R. Schuman ( 1810 - 1856))の歌曲集「詩人の恋 Dichterliebe Op.48」の第1曲目「麗しき五月に Im wunderschönen Monat Mai」藤井眞吾編曲です。
ここで使用している楽器は、19世紀初頭にウィーンで活躍したギター製作家 J.ブッヘル(Johann Bucher (1792-1856 / Wien)) によるものです。ブッヘルは有名なシュタウファーの弟子ですが、なんとシューマンとブッヘルは没年が、同じ 1856年なのですね。運命を感じます。
みなさまご存知のふるさと。藤井眞吾編です。「ふるさと」は英語で「HOME」。
低音の響きが美しい、山田耕筰「この道」。
「ふるさと」は英語で「HOME」。今年2月、藤井のふるさと函館での演奏です。
この直後から北海道で新型コロナウイルスの感染者が増え、様々な自粛が始まりました。もう数日開催が遅かったら幻となっていた演奏会でした。
コンサートが開催できる日が来ることを祈りつつ。お楽しみいただけたら嬉しいです。
by manzanaM
| 2020-05-09 11:54
| 音楽企画
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